当事業体の行動規範について

 今回は、当事業体(秋山国際特許商標事務所及び㈱技術トランスファーサービス)の行動規範について、これからの方向性を見据えて、説明したいと思います。

 何もないところから「業を創り出す」。今の状況は、当事業体の創業時と異なり、当事業体にとって、今までに存在しない「新たな業を創り出す」ことを意味するもので、「新たな業」は、当事業体が創業時から持っていた価値観の外にあると認識しています。それ故、顧客目線を忘れずに、お客様のご要望を実現するために、今までの価値観を乗り越えて、新たな価値観を創造することが必要となると考えています。
 このためには、自らもっている基礎の再確認が必要であり、それは原点に戻ることでもあり、この原点から新たな価値観を創造することが必要となると思います。

 新たな当事業体の理念として、我々の活動領域である「個人の能力に負うことの大きい知財業界」であっても、「当事業体のケイパビリティ(組織的能力:Capability)の確立と向上」を確保すること、このケイパビリティによって、CSR(企業の社会的責任:Corporate Social Responsibility)及び当事業体のサスティナビリティ(持続可能性:Sustainability)を実現すること、そして、「全社員の幸福の追求」をめざして、同時に顧客志向を忘れずに、当事業体と全社員がお客様と共に、夢を持って、世界で通用する活動ができるよう、さらなる発展・飛躍を果たしたいと考えています。

 当事業体は、大きな環境変化を前提とした活動を、我が信条(行動規範)*を遵守して、「勤勉で、努力を惜しまず、正直で、手を抜かない」という当事業体の創業当初からの方針を前提に、世の中の変化に対し、より迅速に且つ積極的に果敢に立ち向かうことを肝に銘じております。

所長弁理士 秋山 敦

*我が信条(行動規範)
当事業体では我が信条(行動規範)が定められており、この行動規範に明らかに反する行動は、例え上司などの指示であっても、従う必要がなく、我が信条(行動規範)に従うこと及び共有が入社の条件になっています。


我が信条(行動規範)

☆我々の第1の責任は顧客に対するものである。
我々は、顧客のニーズを正確に把握し、顧客の立場に立って考えなければならない。
我々の行なう全ての活動は、質的に高い水準で、迅速且つ的確に行わなければならない。
我々は、常に技術情報、知財に関する理論を確認しなければならない。
我々は、経験・技術情報・知財理論に基づいた判断をしなければならない。
我々は、日常から努力を惜しまないようにしなければならない。
我々は、常に困難に挑戦するように心がけ、行動しなければならない。

☆我々の第2の責任は全社員に対するものである。
社員は、一人一人個人として尊重されなければならない。
社員は、安心して仕事に従事できなければならない。
社員の待遇は、公正かつ適切で、働く環境は清潔、整理整頓、安全でなければならない。
能力ある者には、雇用、能力開発、昇進の機会が平等に与えられなければならない。
社員の提案・苦情が自由にできる環境でなければならない。
我々は、有能な管理者を任命しなければならない。
これらは、公正かつ道義にかなったものでなければならない。

☆我々の第3の責任は社会に対するものである。
我々は、仕事を通じて社会貢献しなければならない。
我々は、良き市民として、有益な社会事業、知財の発展に貢献し、適切な租税を負担しなければならない。
我々は、社会の発展、知財の普及、教育の改善に寄与する活動に参画しなければならない。

☆我々の第4の責任は会社の株主に対するものである。

我々の事業は、健全な利益を生まなければならない。
我々は、新しい考えを試みなければならない。
我々は、逆境の時に備えて蓄積を行なわなければならない。